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五十肩なの?

2020.01.21 | Category: 未分類

本日、初めてのお客様がお越しになりました。

開店前にお電話をいただき、午後1番にご予約くださいました。

昨日迄何ともなく、今朝起きたら、左肩が痛くて腕を上げることができないとのことでした。

年齢から考えて、いわゆる五十肩と思いがちですが、本当に五十肩なのか鑑別が必要です。

医師と違い、私たち鍼灸マッサージ師はレントゲンやMRIで確認することは許されておりません。

五十肩かどうかは動きの検査で確認するしかありません。

今回の場合、今朝から急に症状が現れたということなので、まず首に原因があるかどうかの確認を行います。右に向く、左に向く、右に倒す、左に倒す、下を向く、上を向くの6つの動きを行なってもらいました。特に痛みが強くなることはありませんでした。これで首が原因という考えは否定できました。

そうすると、次に肩関節に原因があるのかなと考えます。

そこで五十肩かどうか非常に簡単な検査方があるんです。上の写真のように両方の肘をご自分の体に付けてもらいます。そして、肘を体に付けたまま両方同時に外に開いてもらいます。左肩の五十肩であれば、  下の写真のように痛くない右側は開きますが、痛い左側はほとんど開きません。

今回のお客様は、両方開きました。ですから五十肩ではありません。

その事をお伝えし、更に関節と肩甲骨の動き、それと右腕と左腕の筋肉の緊張等を調べました。

左肩関節につながっている筋肉が硬くなり動かせないのではないかという考えをお伝えし、鍼灸は行わずマッサージのみで治療を行いました。

左腕、左胸、腰、それぞれに硬結というとても硬くなっている箇所があったので、そこを奥までジワッと押し込み、ピクっとなったところでゆっくり離すを繰り返しました。

途中で一度座っていただき、左腕を動かしていただくと、最初できなかった横から上に上げる動きも、前から上に上げる動きもできるようになっていました。

良かったです!

後は、少し時間が残ったので全身のマッサージを行いました。

20年以上この仕事をさせていただいておりますが、初めてのお客様には、今でもドキドキしながら施術させていただいております。

鍼の打ち方、お灸のすえ方、指圧の押し方、マッサージの力加減は重要です。

でも、それと同じくらい、お体をよく見させていただいて、どういうアプローチでどういう流れで施術を進めるべきかという方向性もとても大切だと思います。

痛い、痺れる、疲れた等お体の事でお悩み事があれば、ぜひFOUR SEASONSスタッフにご相談ください。

FOUR SEASONS

代表 池田 修

 

 


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